2019年11月20日

第34回 すずらん読書会

第34回 すずらん読書会
2019年11月20 日(水)
参加者 河さん あさみさん みほこ



河さん

「トラブゾンの猫 小田実との最後の旅」玄順恵 岩波書店

前回に引き続き、小田実氏のことを綴ったエッセイ。トルコ旅行に行ったばかりのあさみさんは、トルコの猫について熱く語ってくださいました。

「ヴェーユ」冨原眞弓 著

トーヴェ・ヤンソンの小説の訳者である冨原真由美氏の出発点であるフランス哲学。
哲学者であり思想家であるシモーヌ・ヴェーユのことを書いたもの。若くして他界したシモーヌ・ヴェーユ。哲学者・思想家という人たちは、いったいどうやってその思想を認められていくのか。また、生活はどうやって成り立っていたのだろうか、という話題に。長生きした人であれば、大学などに職を得ながら、その地位を確立していくということが想像できるのだが、ヴェーユのように若くして他界した人の場合は、特に謎。

「メルケルと右傾化するドイツ」三好典英 著 光文社新書
A633E097-95E2-4FD2-A419-8A62D9FF9D05.jpg

あさみさん

「シナン」(上)・(下) 夢枕獏 著 中公文庫

16世紀に実在した天才的建築家。トルコ旅行で現地ガイドを務めた”ヤシン”さんから紹介された小説。
トルコ旅行前に読んだ難しい本よりも、はるかにわかりやすく、モスクやイスラム教について理解できる小説。100年生きた人故に、手掛けた作品も多く残っている。

「アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した 潜入・最低賃金労働の現場」ジェームス・ブラッドワース 著 光文社



20-11-2019-1.jpg


みほこ

「お仕事」小説をまとめ読み。

「市立ノアの方舟 崖っぷち動物園の挑戦」佐藤青南  著 祥伝社文庫

「リフトガール フォークリフトのお仕事」要はる 著 集英社オレンジ文庫

「農ガール、農ライフ」垣谷美雨 著 祥伝社文庫

いずれの作品も、今注目されるお仕事の仕組みと裏側、よいところとたいへんなことを小説の中に盛り込んでくれていて、疑似体験させてくれる小説です。

「天下一の軽口男」木下昌輝 著 幻冬舎時代小説文庫

世の中では、まだ「笑い」が商売とは認められていなかった頃に、笑いを職業にすることを考えた上方落語の祖、米沢彦八の一代記。


【テーマを決めて「すずらん読書会」2020年1月実施予定の予告編】
テーマ本を決めて集まる読書会に初挑戦。テーマは、『源氏物語』
現代語訳版を全編読んでも良し。興味のある巻だけ読んでも良し。源氏物語絡みの書籍を読んでも良しの自由度高めのテーマ決め読書会。

それぞれ選択した本を発表。

河さん
円地文子訳 源氏物語 「若菜」

あさみさん
橋本治版 窯変源氏物語から
サブテキストは、英語版 The Tale of Genji Arthur Waley 訳 Dover Thrift Editions


みほこ
新源氏物語 田辺聖子著 再読中
「瀬戸内寂聴の源氏物語」 瀬戸内版の抜粋版と河出書房新社の日本文学全集に収められている角田光代訳による源氏物語も気になるところ。



posted by きえろちゃん at 22:53| Comment(0) | 2019 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください